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岡山市中区平井 平屋住宅 だんだんの家 vol.2

2019.01.22

みなさん、こんにちは。木ままの練尾です。
寒いですね。でも今年は去年よりは暖かい日が多い気がします。雪もまだ降ってませんし。昼間は暖かくて動いていると汗をかくことも有り夕方になると冷えてくるの繰り返して風邪をひきそうです。今の所は大丈夫なのですが。気を付けないといけませんね。
先週のニュースで大相撲の照強という力士が1995年1月17日生まれと知りました。阪神淡路大震災の当日です。若い世代の人の中にはご存知ない方もいらっしゃると思いますが、24年前におきた都市直下型の大地震です。当時西宮在住でした。直後は何が起こったか理解出来ませんでした。今の様にスマホや携帯が普及する前でしたので情報が入らず真っ暗な中で頼りは乾電池で動くラジオだけでした。徐々に日が昇ってきて、近所の人達と共に朝日の中で見た町の惨状は一生忘れる事は出来ないと思います。でもそんな中で無事に生まれてくれた事だけでも喜びですが、無事に育ち社会で活躍する姿を見られるのは本当に奇跡の様だと感じました。でも奇跡じゃないんですよね。あの混乱の中、生まれる為に尽力した方達が居て育てた方達が居て、だから今の照強の活躍が有るのですよね。こういうのを希望というのでしょうか。本当に皆さんに有難うと言いたい気持ちになりました。
直下型の地震だったので建物への直接の被害が多く有りました。最初のタテ揺れで柱が土台から浮いてしまい1階部分から倒壊した例が多かったと聞いています。住宅は命を守る箱である筈なのに何故…と悲しく思い、今後同じ事を繰り返さない事を我々建築に関わる者全てが肝に命じておかなければならないと思いました。あれから木造住宅の工法や施工基準なども見直されて随分と変わりましたが私の住宅建築に対する思いはこの大地震被害が原点なのです。24年経った今でも1月17日5時46分には必ず黙とうし犠牲になった方への祈りと共に私の原点を振り返ります。多分私と同じ思いの建築屋さんは多いと思いますが私にとっても本当に大切な事です。ところでメンテナンスも重要ですよ。いくら頑丈に作っても経年による劣化は必ず起こります。それを遅らせる為の唯一といっていい手段はメンテナンスです。家を建てられた方皆さんにお願いしたいです。家も労わってあげて下さいね。

 

所在地:岡山県岡山市中区平井
工事内容:平屋住宅建築
記載日:2019年1月22日
記載者:株式会社木まま 練尾

 

さて、今日は岡山市平井で進行中のだんだんの家のご紹介です。

だんだんの家 岡山市

敷地周囲のブロック擁壁が進んでいます。ブロックベースもだんだんになっていて細かくレベルを決めているのでなかなか思うように進まないのですが職人さんは根気よく頑張ってくれています。

木まま 平屋住宅 基礎

左端のだんだんは敷地西側のブロック擁壁のベースです。東側の道路面とは斜面の勾配が違うので、こちらも既存とお隣との兼ね合いを考えてレベルを調整してだんだんにしています。この敷地は角地なので南面東面に道路が有りそれぞれが北方向西方向に向かって上る形状になっているので両方の段差を考慮しなければなりません。加えて隣地との高さの兼ね合いも有りますので調整してレベルを決めるまでが大変難しかったです。今はもう決めたレベルに合わせての工事が進行中なので、高さを確認しつつ進むだけです。頑張ります。いえ頑張ってくれているのは職人さんなのですが、気持ちでは私も頑張ります。
擁壁と並行して建物の基礎も着工しました。前回ご紹介した時に、次回はわかりやすいだんだんの様子をお見せしますと書きましたが、残念ながらまだお見せ出来ません。全然それっぽく無いですよね。すみません、次回こそは。
奥の方に重機が入っています。だんだんの家は南北に長い敷地に同じように南北に長い建物の配置で奥からつまり北から南に向かってだんだんの階段状に下がっていく基礎形状です。奥から掘っていかないと重機が最後に出られなくなってしまうので奥から掘りに掛かっています。丁度掘方を開始した頃の写真です。通常は基礎全体を掘ってしまってから砕石を入れるのですが、基礎形状的にそれは難しいので、一番上の段を掘ったら砕石を入れ一段下がってまた掘って砕石を入れと繰り返して進める予定です。

 

風邪が流行っているようですね。インフルエンザに限らず体調管理には皆さまくれぐれもお気を付け下さいませ。
では、今日はこの辺で失礼します。

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