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岡山県岡山市 ひらけた家vol.4
2019.09.10
皆様こんばんは
まだまだ暑い日が続きますね。先週だったか先々週だったか晴れの日に少し秋を感じさせる涼しい日がありましたがまた夏に戻ったという感じです。
夜に事務所に一人でブログを書いていると外からは虫の鳴き声が聞こえてきて少し落ち着いた感じがしてこういうのもたまには良いなぁと思える時間でした。
所在地:岡山県岡山市
建築内容:平屋木造住宅建築
記載者:株式会社 木まま 國分
記載日:2019年9月10日
今回は屋根工事についてご紹介します。
屋根工事の流れを簡単に言うと、垂木という木材の上に12mmの厚みの構造用合板を敷いていき釘で固定。その上にゴムアスファルト系ルーフィング(改質アスファルトルーフィング)を屋根全面に張りガルバリウム鋼板を敷きます。
アスファルト系防水シートの基材には一般に紙(原紙)が使用されてきました。原紙にアスファルトを含浸させただけのものはアスファルトフェルトと呼ばれ、主に外壁下張材として使用されています。
防水性を向上させるため、アスファルトフェルトの両面にさらにアスファルトをコーティングし、鉱物質粉粒を付着させたものはアスファルトルーフィングと呼ばれ、屋根下葺材として使用されています。
原紙を使用したフェルトやルーフィングは風にあおられて破れやすいなどの問題があり、それを解決するため、原紙を合成繊維不織布で補強した下葺材などが使用されるようになりました。さらに、合成繊維不織布を基材として用いるタイプも登場し、次のような特徴を持つ下葺材も近年多く見かけるようになりました。
ルーフィング張り状況
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム、亜鉛、シリコンから成る、アルミ亜鉛合金めっき鋼板です。
アルミニウムの特徴である耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性と、亜鉛の特徴である犠牲防食機能により、従来の鋼板よりも、さらに耐久性に優れ、あらゆる用途に対応できる画期的な鋼板です。
引用:日鉄住金鋼板株式会社
棟の部分に少しだけルーフィングが見えてますが、そこから屋根の換気をするためルーフィングの一部に通気用の穴を開けて棟換気部材を取り付けます。
換気材は屋根頂部から最小限の動きで空気をスムーズに排気させる構造により常に小屋裏内に新鮮な空気が行き渡る環境を作り出し、ガルバリウム鋼板(法定不燃材)のみ使用した構造で近年増加しているゲリラ豪雨のような暴風雨の中でも雨水の浸入を防ぎます。
棟の換気部材を取付け屋根工事完了です。