スタッフブログ

屋根について

2016.07.08

みなさんこんにちは。

毎週金曜日は晴れてましたが、今週はついに雨です。

梅雨が明けたかのような、快晴の日々が続いていましたが、

今日からまた梅雨が帰ってくるそうです。

雨を受け、家屋への雨水の侵入を防いでくれる屋根。

岡山県倉敷市三田「風かおる家」屋根

日本古来から使用されている屋根材は瓦です。瓦の重量は

とても重く、30坪程度の面積で約6,000kgもあるそうです。

それに比べ、ガルバリウム鋼板(上の写真を参照)だと、

600kg程度と、約10分の1です。重心は低いほど安定します。

そのため、軽い材料のガルバリウム鋼板を使った屋根の方が

建物としては安定性が高いと言えます。

熊本地震の際に倒壊した家で際立って多かったのが、土葺

きの瓦屋根です。瓦だけでも重いのに、土までのっけちゃ

ったらそりゃ頭でっかちになりすぎるのです。熊本城の屋根

瓦がほとんど落ちてしまった映像を見られた方は多いかと

思います。熊本市中心街にあり何度も強い地震に見舞われた

のに、倒壊しなかったのでしょうか?なぜなら、瓦と躯体を

繋げておらず、強い地震に見舞われた際は、瓦を落として、

頂部を軽くするように作られているからです。倒壊しなかっ

たから、修繕で済みますが、倒壊していれば建て替えになっ

ていました。

私自身は、瓦葺きの屋根は重厚感があって、経年劣化もしに

くく好きな素材です。現在では、家の屋根として使いたい場

合は壁量計算をして、屋根の重量を支えられる構造にしてい

るため、何も問題はありません。

屋根の材料をひとつとってみても沢山の選択肢があります。

デザイン性に加えて主要構造物のひとつであるという観点から

も検討してみるのもいいのかもしれません。

 

P.S. 川上さんがスタッフ紹介に追加されてます。現場でお会

いすることも多いかと思います。よろしくお願いします。

 

 

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