2018.11.30
みなさんこんばんは。㈱木ままの川上です。
今日は夕方にかけて、毎年恒例の薪割をしていました。寒くなると暖を取る為の薪ストーブ用の薪がひつようになります。端材を持ち帰ってひたすらに薪ストーブに入るサイズに切り続けました。約25cmに切らないと入らないので、桧の105角の角材を切ったり、羽目板の切れや間柱の切れなど大小様々な薪を作りました。下の写真の量を作るのに、1時間半ぐらいです。それで、1週間から2週間もつか持たないかだと思う量です。
そして、着火時には棒状の細い木の方が付きやすいので、手前の様に棒状に割っていきました。大きいものは火が付けば長くついていてくれるのですが、着きにくいのでサイズを変えて薪を作っています。薪ストーブの事を思うと広葉樹の方がいいんですが、なかなか端材がないので針葉樹で代用です。
今シーズン一回目の着火です。暖かい空気は上へ上がるので、下に空間を作って火種となる紙等を火をつけて入れて、細く切った木へ火が付くように配置します。いったん火が付くと、大きな薪を入れて何回もくべなくていいようにします。火のつけ方は一旦理解すれば簡単なので、興味のある方は是非。動物は火を怖いと認識しますが、人間は薪ストーブぐらいの火だと逆に落ち着きますよね。なんでなんでしょうね。
12月に入ると一段と寒くなります。先日の暮らす家展示会でも薪ストーブがありましたが、温かさは群を抜いていました。乾燥するので加湿は必須なのですがね。事務所に来られる方は楽しみにしておいてくださいね。
薪割は好きでないとできませんが、暖は取れるし落ち着くしで私の将来の家には登場するであろうと思われます。スイッチ、ピッでつく方が簡単で楽でいいんですけどね。付ける薪を用意するのに手間はかかるし、着くのに時間はかかるしで向かない人には向かない暖の取り方だと思います。
事務所に来られた際は、暖まって落ち着いていって下さい。
来週からはまた現場報告をさせて頂きます。それではまた来週。
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2018.11.29
今朝、玄関からでるとき
真っ先に目に飛び込んでくるモミジを見て
今は紅葉が見頃なんだと思いました。
玄関からでるときに見える景色は
住宅においても大切な要素の1つだと思っています。
自分の家に関して言えば、
四季の移ろいを感じられるとでも言いましょうか、かっこよく・・・
今まで色んなところにお邪魔しては、
玄関から見える景色をすかさず、こっそり盗撮風に撮っていました。
もちろん現在進行形ですが・・・
一種のフェチ見たいなものです。
ここは同じように玄関を開けてすぐ植栽があったり・・・
ここは田園風景。なんともいえないですね。N様お元気ですか?
こちらは目の前に川があり、そして山があり・・・
奥行のある風景が広がります。
入口からバリアフリーで繋がるアプローチと庭・・・シャレてますね。
時にはこんなやつがいたり・・・
建物だけでなく、敷地も周辺環境も大事にする、
良い家づくりの鉄則だと思うのですが・・・
残念なことに与えられた敷地にポンと置いてしまうような住宅が
増え続けているように思います。
どうすれば良いのか・・・
県立図書館にて
桝江でした。
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2018.11.27
みなさん、こんにちは。株式会社木ままの練尾です。
先週、すっかり寒くなりましたねと書いたばかりですが今週は何となく暖かいですね。昼間はカイロを貼った背中が暑いです。
そういえば、虫干しってご存知でしょうか?先日、収納内の換気について雑談をしていた時に「換気扇も良いけど、やっぱり仕舞いっぱなしは良くないからたまに虫干しするのが良いよー」と言ったら、若いスタッフにキョトンとされてしまいました。木まま内で「虫干し」という言葉を知っていたのは40代以上のスタッフだけでした…。確かに実際に虫干しをしているお宅は少なくなっているとは思いますが、若い世代の方には「虫干し」という言葉すら知られていないのですね。愕然としましたが、これが現実です。時代に置いていかれていると痛感しました。無理な若作りをしたいとは思いませんが、置いて行かれない様に頑張ります…。
所在地:岡山県岡山市中区高屋
工事内容:2階建木造住宅建築
記載日:2018年11月27日
記載者:株式会社木まま 練尾
さて、今日は岡山市の街中に建築中の小麦の家のご紹介です。
板金屋根を貼っています。木ままには珍しく横葺き屋根です。小麦の家はやはり木ままには珍しく屋根勾配がそこそこキツいので横葺きが可能です。一枚の板金板を流れ方向に噛み合わせて葺く縦ハゼ葺きは、水が流れ落ちる方向に継ぎ目が有りませんので低勾配でも雨漏りリスクが少ないです。対して横葺きは流れ方向に対して直角に葺きます。下から順々に端を噛み合わせながら葺き上げますので水は板金の噛み合わせ部を乗り越えながら下に流れ落ちる形になります。板幅の真ん中あたりはどうしても多少のたわみがでるので水が溜まりやすく、また下から吹き上げる風に舞った雨が継ぎ目の噛み合わせの内側に潜り込んだ場合雨漏りの可能性も出やすくなります。なので屋根勾配が重要になります。水が多少溜まったり雨が潜り込む事が有っても、勾配がキツれば自然に流れ落ちていきますので雨漏りには繋がらないという訳で、横葺きは規定以上の勾配の場合しか採用出来ません。絶対に出来ない訳では無いですがリスクが大きくなりますのでお勧めはしませんという感じでしょうか。ともあれ横葺きです。すっきりしています。木ままではタテ葺きの場合でも軒先を平葺きにしてすっきり見せる工夫をしていますが、横葺きの場合はそのままですっきり見えますね。
軒天のヒノキ羽目板を貼っています。軒先の網はステンレスの防虫網です。羽目板の隙間を空けて小屋裏・外壁と通気を取る為の換気口とするのですが、虫が入らないように網を貼っています。ちなみに下地の木を黒く塗っているのは網ごしに木の色が見えると見栄えが良くないからです。黒く塗って目立たない様に工夫しています。丁寧な大工さんの心遣いです。
内部の断熱材吹付が終わりました。ここは小屋裏収納になる所です。小屋裏利用なので天井はとても低いですが屋根面に断熱材が吹かれているので、昔というか天井断熱の家の小屋裏に比べれば温度変化はゆるやかです。なので収納として利用しやすいと思います。
床のフローリングは張り終えて養生されています。今は天井の下地からボード張りの最中です。こちらは2階の様子です。天井が一部貼られているので部屋の形が見えてきました。
では今日はこの辺で失礼致します。
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