イメージ

建築をするうえでの “ 囲む ” とは

塀で建物を囲む

植栽で建物を囲む

建物で庭を囲むといったような・・・

外部からのプライバシーを守るために必要な行為ではありますが、

囲むということについてどこか閉鎖的なイメージをもっていました。

先日の１２月２日と３日で行わせていただいた完成見学会は、親子二世帯の平屋の住宅でした。

玄関は親世帯と子世帯を別々に設け、当然ながら居住空間も別々です。

建物の形状は東西北のコの字型で、南側が解放され、中央の中庭を囲んでいます。

別々とはいえこの囲まれた中庭が親世帯と子世帯をつなぎ、

時にはリビングを囲み、食卓を囲む。

非常に仲の良い笑顔の絶えないご家族だったこともあり、見学会は終始 笑顔にも囲まれていました。

閉鎖的とは裏腹に外部からのプライバシーが守られた場所で二つの家族が微笑ましく生活し、共存する。

親子二世帯住宅の本来あるべき姿ではないでしょうか。

イメージというものをあまり深く考えすぎないほうが良いということを、

今回の見学会で改めて気づかさせてもらったような気がします。

次回までに写真の載せ方を宿題にしておきます。

桝江（マスエ）でした。