十人十色の
暮らし。

庭や軒、木の素材感を取り入れながら、住む人のライフスタイルやこだわりがそのままカタチになった木ままの住まい。それぞれの暮らしぶりや個性が光る、家づくりの事例を紹介します。

中庭の景色と過ごす
土間のある大空間

EPISODE 1

Uターンを機に家づくりを決意し、「中庭と薪ストーブのある家」を理想に描いたご家族。その希望を受けて、建物中央でコの字型に中庭を挟む住まいを提案しました。1階のLDKは仕切りを最小限に抑えた段差のない間取りによって、部屋同士が伸びやかにつながる大空間となりました。のびのびと動けるぶん、お子さん達にとっては家全体が遊び場に。深い軒と中庭の景色が内と外をゆるやかにつなぎ、心地よい開放感と温かな団らんの場をつくりだしています。

高台の眺望を楽しむ
開放的な住まい

EPISODE 2

豊かな緑に囲まれた住宅地に建つ平屋の住まい。南西に大開口の窓とL字型のテラスを設けたことで、高台から広がる風景を独占。パノラマの眺望と山の緑が暮らしの中に溶けこみ、平屋ながら2階建てのような見晴らしの良さを実現しています。周りの住宅からは視線が届かないように計算されていて、カーテン要らずのオープンな生活ができるのも魅力。伸びやかなテラスと薪ストーブのあるLDKが、家族が自由に過ごせるくつろぎのスペースとなっています。

住まいに寄り添う
贅沢な庭

EPISODE 3

室内から美しい庭が眺められる、コンパクトな平屋造り。深い軒下を介して内と外がつながり、LDKや洗面室から庭の風景が一面に広がります。生活のあらゆるシーンで庭の恩恵を受けられるようにと、水回りは廊下の庭側へ一直線に配置。外から見えないように塀やエントランスで庭を囲み、窓を開け放っていても気兼ねなく過ごせるようにしました。お施主さまは、朝夕の庭を愛でる時間が気持ち良く過ごせるようにと、夜のうちに掃除や片づけをする習慣が身に付いたそう。窓際のチェアに座って、ゆっくり庭を眺めるのが至福のひと時に。家も暮らしも丁寧に整えていける喜びを感じています。

シームレスにつながる
暮らしやすい家

EPISODE 4

お施主さま自ら設計プランやイメージを資料に落とし込み、綿密な打ち合わせを重ねて完成。4年もの歳月をかけ、玄関から和室の書斎、LDK、庭までもがシームレスにつながり合う理想の空間をカタチにしました。特徴的なのは、玄関ホールと書斎が一体化した間取り。家に入った瞬間の心地良いインパクトに加えて、家の入口に広がりと明るさ、居場所としての多彩な使い方を実現しています。広いLDKの壁向こうには、壁面収納と個室、水回りが並ぶ裏動線があり、住まいのバックヤードとして家事機能を集約。窓の配置や造作家具など、細部にも暮らしやすさの工夫が散りばめられています。

さぁ、動き出そう!